2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

桐花賞

競馬と雪は相性が良い。もちろん青空のもと、緑のターフに栄える馬の姿も楽しいものだが、雪に閉ざされた静かな世界を、サラブレッドがその馬体を揺らし颯爽と駆けるのは格別である。直線最後の熱い追い合いなどで実際に雪がちらついていれば、なおのこと叙…

東京大賞典

あれから、もう1年が経った。確かにあの開催は不可解なほどに時計が早い馬場だったとはいえ、良馬場ダート2000mを2:00.4でレコード勝ち。ましてやそれが途中まったく息をいれることなく、淡々とラップを刻んで逃げたものとはまさしく化け物。これにはその覚…

兵庫ゴールドトロフィー

例年はただでさえメンバーが揃いにくい短距離ハンデGⅢであり、しかも有馬記念と東京大賞典の合間というあわただしい中の開催につき「気がついたら終わってた」なんてことにもなりがちな兵庫ゴールドトロフィー。だが、今年はJBCスプリント勝ち馬スーニをは…

雑感

荒尾競馬場最後の日が終わった。主催者によると、この日の観客数は普段の10倍以上となる9000人を記録。あの有名なとんこつラーメン屋にも大行列ができるほどの混雑ぶりだったとのこと。こうなると「ふだんからこれくらい入っていれば・・・・・・」などという怨み…

祭りのまえの寂しさが

いよいよ、荒尾競馬場の廃止まであと2日。私は荒尾競馬場83年の歴史をろくに知らない。だが良くも悪くも、荒尾競馬場はこの平成の世にあってクラシックな「草競馬」の雰囲気を濃厚に漂わせていたように思える。もう、末期の開催は週にたった1回だけとなり、…

新人・下村瑠衣の覚醒

さて、皆さんは下村瑠衣騎手をご存知だろうか?彼女こそ高知の「まいーご」こと別府真衣騎手以来長らく絶えていた待望の新人女性騎手であり、ふだんは道営の谷口常信厩舎に所属している。まあ腕の方は新人にしてもちょっと・・・・・・なところが多く実際に初勝利…

オッズパーク・グランプリ

持ち回り開催で行われる競馬のレースを挙げろといわれれば、まずまっさきに名が上がるのが米国の本家・ブリーダーズ・カップだろう。同じくそれを模して持ち回り開催形式をとっている「和製BC」ことジャパンブリーディングファームズカップも今年で開催11回…

南関血統診断 No.2

はい、今週もカンによる血統診断始まりますよ。●エミーズパラダイス(牝 船橋・川島正行 社台ファーム生産) 母エミーズスマイル(父アグネスタキオン)は道営でデビューし中央へ転厩、2007年のアネモネSを勝ち桜花賞にも出走している(15着)。さらにはその下にも…