予想のようなポエムのような

第44回高知県知事賞

2013年の競馬も、いよいよ明日大晦日の開催を残すだけとなってしまった。良いことが起これば悪いこともあり、あれこれと話の種は年中尽きることがなかったが、中でもよさこいナイターこと高知競馬場の売上面での躍進ぶりは目を見張るほどであったように思う…

こっちも国際招待競走だよ!日韓交流競走:インタラクションカップ

12.8-11.4-12.8-12.8-12.6-12.8-12.8-12.4-11.6-11.1-11.1-11.9(2:26.1) 海外からの遠征馬、そして迎え撃つ日本勢どちらもイマイチ層が薄く、ルドルフを押し出したCMの出来のよさ以外は戦前から盛り上がりに欠けた今年のジャパンカップ。結果として入場者数…

第15回ジャパンダートダービー

2013年7月10日 8時10分予想加筆修正。すんません。 07年:第9回ジャパンダートダービー 理念上はダービー・ウィークに開催された全国各地のダービー馬による頂上決戦としての意味合いも持っているジャパンダートダービーだが、今年は07年――各地のダービーが…

第31回読売レディス杯

早くも今年で4年目を迎えるGRANDAME-JAPANだが、当初のもくろみ通り中央競馬から地方へ転厩してくる牝馬の質は、目に見えて向上を見せている。ユキチャンあたりの転厩から着想を得たのかもしれないが、隙間産業的とはいえNARにしては近年希に見るヒット企画…

第17回さきたま杯

2011年にGⅡに昇格してから、今年で3回目の開催となるさきたま杯。とはいえ、このレースの場合はたまたまレースレーティングを満たしたから昇格させただけ、という場当たり的な印象が強い。スマートファルコンが勝った2009年には105を記録したレース・レーテ…

第58回 大井記念

年に一回このレースでしか使われていない物だから、イマイチ傾向がつかめない大井外回り2600m。ダートの長距離戦の常として、スローからのスパート勝負を想像しておけば概ね大丈夫とは思うけれど……一応開設記念相当であるから歴史は長く、未だにレースの格も…

弓立山特別

カネショウスタイルは文男が乗り始めてから競馬が一変した。前走の川幅日本一こうのす賞は時計こそ遅いが、それは中間14.0 - 13.7 - 13.4と緩んでからの瞬発力勝負となったから。実際レース上がりは12.8 - 13.2 - 13.0とかなりの高速で、それを一歩遅れた4番…

ユングフラウ賞

千六と千四では展開に随分と違いがあるのだけれど、一応レース体系上は桜花賞の最重要ステップ・レースとして位置づけられているこのユングフラウ賞。昨年はクラーベセクレタがこのレースを叩きに用い、久々に本番勝ち馬輩出かと思われたが大震災で桜花賞自…

浦和9RC2(六) 

C2のこのクラスらしく、本来は転厩からのクラス得をしていてもおかしくない馬が内に3頭揃って固まっている。だがいずれも南関での戦績は微妙、さらに今回は同型先行馬にリアルボイス・メイショウオウヒの強力船橋馬が控えており、大きな見直しは難しいだろう…

飛燕賞

昨秋の九州ジュニアチャンピオンでは、マッチレースの展開となったダイリンウィークとガルホーム。その後は佐賀での走りに限っていえば、どちらもB2級で1400戦を1度走ったっきり。そしてその時計は前者の1:29.4(上がり40.0)に対して、ガルホームは1:28.4(同3…

桐花賞

競馬と雪は相性が良い。もちろん青空のもと、緑のターフに栄える馬の姿も楽しいものだが、雪に閉ざされた静かな世界を、サラブレッドがその馬体を揺らし颯爽と駆けるのは格別である。直線最後の熱い追い合いなどで実際に雪がちらついていれば、なおのこと叙…

東京大賞典

あれから、もう1年が経った。確かにあの開催は不可解なほどに時計が早い馬場だったとはいえ、良馬場ダート2000mを2:00.4でレコード勝ち。ましてやそれが途中まったく息をいれることなく、淡々とラップを刻んで逃げたものとはまさしく化け物。これにはその覚…

兵庫ゴールドトロフィー

例年はただでさえメンバーが揃いにくい短距離ハンデGⅢであり、しかも有馬記念と東京大賞典の合間というあわただしい中の開催につき「気がついたら終わってた」なんてことにもなりがちな兵庫ゴールドトロフィー。だが、今年はJBCスプリント勝ち馬スーニをは…

オッズパーク・グランプリ

持ち回り開催で行われる競馬のレースを挙げろといわれれば、まずまっさきに名が上がるのが米国の本家・ブリーダーズ・カップだろう。同じくそれを模して持ち回り開催形式をとっている「和製BC」ことジャパンブリーディングファームズカップも今年で開催11回…

道営記念

今週に入り一気に寒さが増したようで、東京でも息が白く変わる冷え込みだ。そして本格的な冬の訪れないうち、一足先にホッカイドウ競馬は2011年度のシーズンを終える。今年もその最後を飾る大一番、道営記念の季節となった。 現在の道営競馬の人気馬といえば…

南部駒賞

ここ数年、南部駒賞は岩手競馬2歳最強決定戦にふさわしい、圧倒的なチャンピオンの戴冠が続いてきた。震災の影響で盛岡での開催となる今年もその傾向は変わらず、地元のダート6戦でつけた着差の合計が50馬身を超えるという傑物、アスペクトが登場。一昨年の…

天皇賞(秋)

本命はブエナビスタとする。昨年の有馬記念、ヴィクトワールピサからトゥザグローリーへの馬複を1000円分握ってゴール前に陣取り、万馬券を取った取ったとあげた歓喜は、ありえない末脚で突っ込んでくる彼女を見るや来るな来るなの悲鳴へ一変。まったくあれ…