弓立山特別

 カネショウスタイルは文男が乗り始めてから競馬が一変した。前走の川幅日本一こうのす賞は時計こそ遅いが、それは中間14.0 - 13.7 - 13.4と緩んでからの瞬発力勝負となったから。実際レース上がりは12.8 - 13.2 - 13.0とかなりの高速で、それを一歩遅れた4番手から差しきったのだから加速力の出来が違う。自分から捲り気味に動けるタイプでもあり、早めに取り憑いていけばここでも楽に突き抜けるだろう。

 ジョーモカの転厩初戦は数字上は超ハイペースだが、離して逃げた勝ち馬が早かっただけで2番手につけたこの馬はやや早め程度。それで逃げ馬に粘られてしまってはどうにもならない。ただ中央時代の戦績から見ても南関のこのクラス相手ならばもっと通用してもよく、叩き2戦目のここは戸崎起用で当然勝負を駆けてくるはず。しかし調教が依然として軽いのが気になるところで……できることなら、当日の仕上がりを確認したいが。

 外枠から捲りで勝負のヒシプレンティは、間を置かずに一息で駆けられる方が最近は成績がよいようだ。明日も馬場は湿る想定、最近の浦和では3・4角で減速しない船橋型のラップを刻むこともそこそこある。向いた展開になれりさえすれば、上記2頭にも肉薄可能。ただし戸崎が浦和でハナを切った場合、高確率できっちり緩め残そうとする。なのでジョーモカに展開面で依存しており、より重い印は打ちにくい。復帰2戦は凡戦続きのパラダイスデイも、浦和のこの距離この頭数なら失速しつつ3着に粘る展開が十分想定できる。

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<まとめ>
◎4番カネショウスタイル
○2番ジョーモカ
▲7番ヒシプレンティ
△3番パラダイスデイ


カンパ・ご祝儀→ 乞食100 乞食500