2012年2月20〜24日浦和競馬まとめ

重賞開催日のラップ・時計一覧

 最初は前が飛ばせるのかとも思ったのだが、結果的に見てみれば最後バテる力のいる馬場だった印象の方が強い。そのためか逃げ・先行馬よりは、捲り手の躍進が全体的に目立った。木曜に雨が降ってからもそれほど変化はなかったが、最終日になって突然逃げた馬が8勝するというとんでもない逃げ馬天国に変貌。ただ馬場の方がどうこうというよりは、単に騎手が潰れるのを嫌いスローペース症候群に陥っただけかかと思われる。

 レースごとに見てみると、金曜最終の弓立山特別(B3C1選抜馬、1400)は秀逸。ラップでは
12.5-12.0-12.7-12.8-12.5-13.0-13.6
 と2f目で12秒ジャスト、13秒代を一度も挟まずコーナーもほぼ緩めずに回して13秒台でおさめるのは稍重とはいえ実に見事。同日メインのB2B3選抜馬戦を明らかに上回るパフォーマンスで、結局は叩き2戦目で勝ったジョーモカの地力が存分に発揮された格好か。これだけやれるならB1も十分見えてくる。また火曜9RのC2六戦は前半超ドスローから、上がりだけで同日のC1・6組せんと同じ時計をたたき出した。レース上がりの37.7という派手な数字は目を引くが、一方で次回もこんなペースになるとは限らずむしろ警戒すべきだろう。

 木曜最終の春告草特別(C1・2組)も、メインの如月特別(A3B1選抜馬)より時計が0.3秒早い。とりわけ勝ったアールセピアカラーもさることながら、飛ばして逃げたベルモントダイヤの直後につける形で2着に粘ったミヤサンライダーは強さを見せた。水曜7RのC2七八戦も、2f目11秒代は今開催最速でかなり早い。その後中間で13.7-13.6と緩み全体の時計は目立った物ではないが、逃げたムートは2着しっかり残っており次走にも期待が持てる。


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