1962年――秋の鞍(ダイサンコトブキ)、秋の特別(ミヤマシユーホー)ほか

<1962年>

公営日本一(サラ) ダイサンコトブキ
最良のサラ4歳馬 セルコール
最良のサラ荘馬 ダイサンコトブキ
公営日本一(アラ) ミヤマシユーホー
最良のアラ4歳馬 ラツキーマンナ
最良のアラ荘馬 ミヤマシユーホー

 この年の重賞競走は、浦和でのちにしらさぎ賞となる開設記念が設立。また、秋の特別・秋の鞍の距離がそれぞれ2400m、3000mへと延長されている。アングロアラブの方はミヤマシユーホーが路線を席巻したが、サラブレッドでは一年を通じて活躍した馬が不在。中央時代の実績では十分のハローモア・ホマレーヒロも苦戦し、結局はダイサンコトブキが僚馬・ダイニコトブキに続いて秋の鞍を制し、公営日本一となっている。

 この年の3月17日には、大井の開催が穴場職員組合ストライキによって中止に追い込まれた。のちにはハイセイコー皐月賞を「人質」に前日正午まで粘りに粘るなど、苛烈な闘争を展開する同組合の関東での活動は、おおよそこの頃から始まり施行者を悩ませる。だが、年末には競馬界にもうひとつの「ストライキ」があったことは、今やそれほど知られてはいない。八王子牧場の騎手養成課程に全国から集まっていた養成第1期生全14名が、養成所からの集団脱走を敢行したのである。

 競馬場機能が大井競馬場に移転したのちも、八王子競馬場の跡地では関東公営競馬の騎手養成・抽選馬を含む幼駒馴致などが行われていた。前年の地全協の発足に伴い騎手免許も全国組織である同協会の管轄となったが、かえって八王子牧場が全国の騎手免許取得者を受け入れることになる。しかし、元々関東の教習生だけを受け入れるための施設に全国から人を集めたものだから、当然ながら施設面の不備が多発した。さらには、東京オンリピックの近代五種用馬70頭あまりの世話役に、この教習生らが駆り出されたのも追い打ちをかける。一応、のちには第2期生17名が入り人数面では楽になったし、さすがにこれは無給ではなく月額7000〜8000円が支給されている。教習所では食費などで月に5000円を徴収していたから、金銭的にはありがたい面もあったのだろうが。

 だが、平時はなんとか回っていたが、この年の年末は教習生の間でインフルエンザが流行。動ける者だけで世話を行うハメとなり――当然、そのほかに教習も行われている――、状況は完全に破綻を来した。そんな中で脱走当日の12月29日に、酒の入った教官と教習生の間で減量についてのいさかいが生じたことがことの直接の引き金となる。同日未明、第一期生全員が抗議を意を示すために大井・川崎の厩舎へと向かったのだった。その後は先輩らの説得もあり、翌日にはふたたび全員が八王子へ帰還。とくに処罰者をだすこともなかったようである。

 この第一期生の名は、数ヶ月後の大井競馬場での模擬レースの様子を伝える記事で確認することができる。もっとも有名なのはなんといっても大井の高橋三郎だが、そのほか兵庫の中塚英勝や、道営の堂山芳勝の名も見える。その後、1964年の秋に那須地方競馬教養センターが完成したことで、騎手の養成課程はそちらへと移動。翌年には千葉県に小林牧場が新たに設立され、八王子牧場はその役目を終えたのだった。跡地には都立大学の日野キャンパスなどが誘致されている。

<レース・メモリアル>
秋の特別 10月18日 大井競馬場 アラ系ハンデ 距離:2400m 1着賞金:80万円
1枠1番  グレイトホース(牡7) 佐々木国(55)
2枠2番  フクトミオー(牡6) 小筆(57)
3枠3番 ×カミホマレ(牡6) 柏木(59)
4枠4番 △ダイニタイコウ(?7) 荒山(51)
5枠5番 ○リキカゼ(?) 永田(54)
6枠6番 ◎ミヤマシユーホー(牡5) 竹山(60)
6枠7番  ハヤブサ(?) 佐々木正(50)

 ミヤマシユーホーの関西時代の戦績は、4歳の7月まで走って31戦7勝。先輩にあたるフクパークの32戦30勝、タカトシの道営含め40戦34勝からすると、ずいぶんとインパクトに欠ける数字ではある。だが、転入直前は6戦して5勝2着1回、その中には栄えある第1回の銀杯――のちの楠賞――も含まれていたというから、絶賛急成長の最中での転入であったのは確からしい。果たして、C2級に編入されてからは年末までに7戦7勝の快進撃。そして年が明けたこの年、1月大井の準重賞・新春ハンデにていよいよオープン戦デビューを果たすと、これもいきなりレコードでぶち抜いたというからげに凄まじき勢いである。そこからは使われる数こそ少なくなったが、前半にはアラブチャレンジャー・ワード賞と重賞を2勝。復帰戦となった秋口のオープン特別も快勝したことで、ついに連勝記録は13まで伸びた。そしていよいよ、ミヤマシユーホーは日本一のアラブとなるべく秋の特別へと臨む。

 さて、ミヤマシユーホーは外枠発走もなんのその、グレイトホースとともに逃げるフクトミオーの番手をきっちりと確保した。一周目スタンド前の直線、この位置取りを目にしたファンの大半は、ミヤマシユーホーの勝利を確信したに違いない。ところが、コーナーを回ってバックストレッチ半ばで、突如としてミヤマシユーホーは後退を始める。故障か!いや、違った。余りに続く連勝街道に厭きたのか、これまでもときたま見せていた「突然やる気を無くす」遊び癖が、最悪のタイミングで現れたのである。圧倒的人気馬が見せた想定外の動きに一瞬展開が凍り付くが、すぐさま荒山徳一・ダイニタイコウがグレイトホースの隣に空いた場所へと競り駆け、その外からカミノホマレも飛んできた。3・4コーナー中程でフクトミオーは一杯になり、なんとか建て直したミヤマシユーホーも再び加速を始める。が、前の馬群は内から隙間なくがっちり並んで叩き合い、外に持ち出さなければ進路はない。「頼む、間に合ってくれ」……ロスを覚悟で大外を回した佐々木騎手は、必死で馬を追い続ける。団子になった馬群を交わしたのはもう残り100m、ファンの怒号と奇声が揺れる視界と混ざり合う。あとは最内に一頭だけ、さあ並んだ!と思ったところがゴール板。そして写真判定の結果は、グレイトホースへと軍配が上がったのだった。

 グレイトホースは4歳時から春の鞍・ホウセント記念と好走してはいたが、格付け面では長らくC級暮らし。それが今年に入ってB級の準重賞であるグローリーカップを勝ち上がり、ふたたびオープン戦線でも活躍を見せ始めた叩き上げの馬である。ミヤマシユーホーの奇行による展開の利があったとはいえ、2400mを番手からの横綱競馬で叩き合って制したのだから立派なもの。

 かといって、ミヤマシユーホーもこれで終わるような馬ではなかった。年末のアラブチャンピオンは盤石の走りで快勝し、この年の公営日本一(アラ系)を受賞。翌年も銀盃を64キロで、船橋記念を66キロで制するなど、酷量への適性も披露した。その分サラブレッドへの挑戦では3月に川崎のC1・2級特別戦で勝ち星を挙げた程度であったが、前半の重賞勝ちが評価されて二年連続の公営日本一(アラ系)選出となっている。引退後も種牡馬としては1976年の銀盃馬アサシモ(1971年産・母アサシモ[イチタカミツ])を出すなどそれなりに成功し、その名を長らくリーディング上位へ連ねた。

秋の特別 レース結果
1着 1枠1番 グレイトホース 2:39.0
2着 6枠6番ミヤマシユーホー ハナ
3着 4枠4番ダイニタイコウ 1
4着 3枠3番カミホマレ 1/2
5着 5枠5番リキカゼ 1/2
単勝:1番750円 復勝:1番190円 6番130円 6枠連単:1→6 1620円

ミヤマシユーホー(牡) 田中利衛厩舎(大井) 1958年生まれ 富岡順平生産 父ヒエン 母ウメトキ(母父トキノチカラ)アラブ血量25.00%
3歳(関西公営):7戦2勝(26.9万円)
4歳(関西公営):銀杯。
関西公営通算:31戦7勝(210.4万円)
4歳:7戦7勝(143万円)
5歳:公営日本一(アラ)、最良のアラ荘馬。アラブチャンピオン、ワード賞、アラブチャレンジャー、迎春ハンデ、秋の特別2着、オープン級6勝
6歳:公営日本一(アラ)、最良のアラ荘馬。銀盃、船橋記念、アラブチャレンジャー、1マイルハンデ、ワード賞2着、オープン級2勝
7歳:2戦0勝。
通算:72戦31勝(1545.7万円)。

グレイトホース(牡) 井上宥蔵厩舎(川崎) 1956年生まれ 出生地不明 父ホースニユース 母呉葉(母父不明)アラブ血量不明
4歳:春の特別3着、ホウセント記念3着
6歳:秋の特別、グローリーカップ、銀盃3着、アラブチャレンジャー3着、オープン級3勝

カミホマレ(牡) 永井繁厩舎(大井) 1957年生まれ 浦河産 父ミナミホマレ 母バンナーヒメ(母父テツザン)アラブ血量25.00%
5歳:アラブチャンピオン、ワード賞2着、アラブチャレンジャー2着、オープン級2勝
6歳:船橋記念、銀盃2着、オープン級1勝
7歳:白百合賞、オープン級1勝
8歳:銀盃。

フクトミオー(牡) 所属不明 1957年生まれ 日高産 父ホースニユース 母サワトヨ(母父ピタゴラス)アラブ血量29.39%
4歳:4歳特別1勝
5歳:シルバーカップオープン級6勝
6歳:シルバーカップ白百合賞3着、オープン級2勝

秋の鞍 11月15日 大井競馬場 サラ系ハンデ 距離:3000m 1着賞金:500万円
1枠1番 ×ミナトフブキ(牡6) 佐々木竹(55)
1枠2番  ワールドパレード(牡6) 松浦(52)
2枠3番 ○ダイサンコトブキ(牡6) 宮下哲朗(58)
2枠4番  ハジメオー(牡6) 須田(?)
3枠5番 ▲イチアサヒデ(牡8) 高柳(54)
3枠6番  ノワケ(牡7) 杉山(53)
4枠7番  ホマレーヒロ(牡7) 長沢(50)
4枠8番  ユキロウ(牡5) 加藤安(53)
5枠9番  エータイム(牡8) 佐々木国(53) 
5枠10番 ◎マツカゼオー(牡6) 赤間(54)
6枠11番  アオヤギオー(?) 小筆(57)
6枠12番 △アサブエ(牡6) 鈴木(51)

 吉田牧場は、戦前から早来に広大な敷地を有し、現在まで続く名門牧場である。その2代目にあたる吉田一太郎氏が、戦時中に下総牧場から放出されたサラブレッドの中から買い求めたのが、嶋城という名の繁殖牝馬だった。その母・月城(競走名:クレオパトラス)は牝馬ながら帝室御賞典を勝ち、父はご存じ下総御料牧場が誇った大種牡馬ダイオライト。その血の価値は極めて高く、現代に至っても月城の牝系からはゴールドシップなどの活躍馬が輩出されている。来たるべき競馬再開の暁には、彼女から帝室御賞典や東京優駿のような大競走を制する優駿が必ずや産まれる。そんな夢物語を、一太郎は思い描いていたのかもしれない。

 だが、そんな期待に反して嶋城の子は走らなかった。せいぜい、1953年の優駿牝馬で4着したミナトタイム(1950年産・父マルタケ)が出た程度。まったくのクズ馬ばかりではないが、本来望まれた水準からはほど遠かったことは確かであろう。そして1957年、19歳となっていた嶋城はいよいよ最後の子を産み落とす。その父馬に選ばれていたのは、トシハヤという無名の種牡馬だった。現役時代は国営競馬で4歳春までに10戦1勝したのち、開場したばかりの南関東へ移籍すると、8歳まで走って125戦36勝2着22回という戦績を残している。とはいえ、所詮は地方競馬でのもの。血統はそれなりに筋が通っているが、本来はとても種牡馬になどなれたものではない。だが、一太郎はこの馬に種牡馬としての素質を見出し、自らの牧場で繋養する。かつては牧場でも期待の肌馬であったはずの嶋城との配合を決めたのは、自らの相馬眼に賭ける執念か、はたまた高齢牝馬ゆえの期待の薄れだろうか。少なくとも、売り物になりにくいことは確かであっただろう。

 そしてここで、もう一人の人間に登場して貰おう。船橋の出川己代造調教師はこの夏も例年通りに、有望な若駒を探しに北海道のセリを訪れていた。5年の長きに渡ったシベリア抑留もあり、戦後は元中山組の谷口源吾を頼って船橋で再出発をしていたが、元々は公認競馬・日本レース倶楽部の林義和一門・川崎敬次郎のもとで修行を積んだ人物である*1。本人曰く「第二回のダービーから競馬に関わっている」だけに、馬を見る目は肥えていたはず。いつかは自らの手でああいった馬を……と考えていたとしても不思議ではない。だがめぼしい馬はみつからず、いよいよ手ぶらで青函連絡船に乗り込まねばならんかと落胆していた矢先のこと。かつての弟弟子で、現在は中央競馬で調教師をしている人物から面白い話を聞かされる。曰く、吉田一太郎さんのところに1頭いい馬がいる、と。

 こうして、嶋城最後の子には「ダイサンコトブキ」の名が与えられた。出川が管理し、春の鞍と秋の鞍を制したダイニコトブキの次を意味する命名は、出川がこの馬に見出した素質の高さを物語っている。そしてダイサンコトブキは、周囲の人々の思いに応え見事な成長を果たしてみせた。3歳時こそ地元の平和賞でも6着などぴりっとしなかったが、年が明けてから一変する。前年に圧倒的なパフォーマンスをみせていたオンスロートを押さえて、見事に大井盃・春の鞍の2重賞を制してみせたのだ。それからも勝ち鞍こそなかなか得られなかったが、決して失速しないしぶとい走りで重賞戦線を賑わせ続ける。

 そしてこの年、8月にNTV盃で2着とすると、4歳春以来の昇り調子とみた出川はある決断を下す。ダイサンコトブキを中央競馬へと転出させ、秋の天皇賞を狙おうというのだ。もとより中央にルーツがある出川のこと、トントン拍子で話はまとまり、9月にはダイサンコトブキは府中の名門・尾形藤吉厩舎への入厩が決まった。ところが、正式に転入の手続きをしようと競馬会の事務所を訪れると、驚愕の事実が明らかとなる。劣質馬が出走手当を目当てに中央競馬流入することを防ぐため、中央競馬はこの夏より地方から6歳以上の転入馬を認めないことにしたというのである。確かに、この時期は敗戦直後の絶望的な馬資源不足を完全に脱し、中央でも南関東でもいわゆる「スソ馬」が問題となり始めた時期にあたる。南関東でも現在まで続く9歳定年制が導入されたのも、3年後の1965年のことであった。しかし、なにも8歳や10歳の馬を入れようというじゃなし、6歳くらいの馬ならば中央競馬でだっていくらでも普通に走っている。さらにダイサンコトブキは、当時の南関東公営のサラブレッドの中でもトップクラスの一頭だ。それを門前払いとは、いったいどういう了見か。当然関係者は抗議したが、規則が緩められることはなく。登録自体を拒絶されてはかつてのホウセントのように「抜け道」を使うこともできず、哀れダイサンコトブキは一月もの間、船橋の厩舎で一人無聊を託ち続ける。

 もっとも、前年の秋の天皇賞はタカマガハラ、この年の春の天皇賞オンスロートと、直近2回の天皇賞はどちらも南関東出身馬に勝たれているのだ。そのオンスロートを4歳時に破ったダイサンコトブキが参戦してくるというのだから、中央側が多少強引な手を使ってでも出走を阻止する、というのも無理からぬところではある。単純な賞金の額だけならば、この年の天皇賞と秋の鞍は100万円の差しかない。とはいえ、まだまだ戦前の威光の残るこの時代に、天皇賞が有していた権威は計り知れないものがある。果たして、ダイサンコトブキが府中の3200mを駆けていたら……この年から3000mに延長されたのもなんのその、残り800mからの早仕掛けで強引に他馬をねじ伏せた走りを思うと、かくも不毛な考えに囚われずにはいれない。

 その後、ダイサンコトブキは8歳まで南関東で走り続けると、現役晩年は高知競馬へと移籍。最後は同地で種牡馬となったが、子供の中から父親の無念を晴らすような活躍馬はついに現れることはなかった。吉田一太郎はその後もカバーラツプ2世、コントライトと種牡馬入りして真価を発揮した名サイアーを見出し、「貴公子」テンポイントの生産者として日本競馬史上に燦然とその名を輝かせている。出川己代造も自身の成績もさることながら、弟子として佐藤賢二・石崎隆之の両名を輩出し、言うまでもなく息子には龍一・博史・克己の三調教師がいる。まさしく、南関東公営競馬屈指の名門として君臨した。1990年代に入って時代が大きく移り変わっても、自らアマゾンオペラを擁して中央所属馬と張り合っているからその凄さは並大抵ではない。そんな出川己代造が日刊競馬吉川彰彦記者に語ったという以下の言葉からは、かつては「中央競馬をビビらせた」南関東公営競馬の、誇りと矜恃を強く感じさせる。

中央と地方はプロ野球でいえばセとパ。ファームや二軍じゃないんだから。またいい時代は来るさ。坂道だプールだと言ったって、結局人間の気持ちが馬を走らせる。昔は東京ダービー馬は日本ダービーだって悪くも3着くらいには頑張ったもんだ……

<秋の鞍 レース結果>
1着 2枠3番ダイサンコトブキ 3:16.0
2着  1枠1番ミナトフブキ 3
3着  1枠2番ワールドパレード 1
4着  3枠6番ノワケ 1 3/4
5着  3枠5番イチアサヒデ 1/2
6着  4枠8番ユキロウ 3
7着  5枠9番エータイム 1 1/2 
8着  6枠12番アサブエ 3
9着  5枠10番マツカゼオー 3
10着 6枠11番アオヤギオー 12
11着 4枠7番ホマレーヒロ 2
12着 2枠4番ハジメオー アタマ

単勝:3番690円 複勝:3番220円 1番190円 2番230円 6枠連単:2→1 1330円

ダイサンコトブキ(牡) 出川己代造厩舎(船橋) 1957年生まれ 吉田牧場生産 父トシハヤ 母嶋城(母父ダイオライト)
3歳:7戦3勝(49.1万円)。 
4歳:春の鞍、大井盃、浦和桜花賞2着、秋の鞍3着、オープン級1勝
5歳:ダイオライト記念金盃3着、オープン級1勝
6歳:秋の鞍、NTV盃2着、川崎記念3着、大井記念3着、オープン級1勝
7歳:オープン級2勝
8歳:NTV盃3着

ホマレーヒロ(牡) 小暮嘉久厩舎(大井) 1956年生まれ 塚尾己之助生産 父トシシロ 母シーカーフ(母父トキノチカラ)
3歳(中央):2戦0勝(5.5万円)
4歳(中央):17戦4勝(193.5万円)
5歳(中央):宝塚記念中京記念仁川S、天皇賞(春)2着、毎日王冠2着、大阪杯3着
6歳(中央):仁川S、宝塚記念2着、阪急杯2着、阪急杯3着、阪急杯3着、中京記念3着、スワンS3着
中央通算:41戦9勝(992.5万円)

アサブエ(牡) 井上宥蔵厩舎(川崎) 1957年生まれ 青森県産 父トシシロ 母キユウシユウ(母父プリメロ)
3歳(中央):2戦1勝(38.5万円)
4歳(中央):スプリングS3着
5歳(中央):ダイヤモンドS3着
中央通算:33戦5勝(464.5万円)
6歳:川崎開設記念、勝島特別、新春盃2着、ダイオライト記念2着

ハジメオー(牡) 井上宥蔵厩舎(川崎) 1957年生まれ 青森県産 父リンボー 母ハナザクラ(母父ヒロサクラ)
3歳(中央):1戦0勝(0万円)
4歳(中央):15戦4勝(163.8万円)
5歳(中央):10戦3勝(178.0万円)
5歳:オープン級3勝
6歳:金盃、川崎開設記念2着、新春盃3着、オープン級2勝
7歳:新春盃2着

ミナトフブキ(牡) 勝又衛厩舎(大井) 1957年生まれ 吉田牧場生産 父トシハヤ 母ミナトタイム(母父マルタケ)
3歳(中央):10戦1勝(41.8万円)
4歳(中央):25戦2勝(223.0万円)
5歳(中央):16戦4勝(265.0万円)
6歳(中央):中山記念3着
中央通算:60戦10勝(714.8万円)
6歳:大井記念秋の鞍2着、ゴールドカップ2着、オープン級1勝

ワールドパレード(牡) 所属不明 1957年生まれ 門別産 父トサミドリ 母ローヤルレザー(母父Biscailuz)
3歳(中央):9戦2勝(68.5万円)
4歳(中央):4歳オープン1勝
5歳(中央):7戦1勝(106.5万円)
中央通算:31戦6勝(399.0万円)
5歳:オープン級1勝
6歳:秋の鞍3着、ゴールドカップ3着、オープン級2勝

アオヤギオー(?) 所属不明 生年・出生地・血統不明
1962年:金盃2着、大井記念2着、オープン級3勝
1963年:オープン級1勝

<そのほか有力馬>
ハローモア(牡) 寺田時次郎厩舎(大井) 1956年生まれ 荻野守之生産 父ハロウエー 母武兆(母父月友)
3歳(中央):3戦2勝(54.5万円)
4歳(中央):菊花賞2着、セントライト記念2着、オープン級3勝、4歳オープン1勝
5歳(中央):中山記念千葉H、京王杯AH2着
6着(中央):毎日王冠函館競馬開設65周年記念、函館記念、オープン級3勝
中央通算:29戦15勝(1076.0万円)
7歳:川崎記念、NTV盃
 いうまでもなく、名牝スウヰイスーらの兄妹にあたる。3歳時は朝日杯で5着、春のクラシックも皐月賞は出走取り消しにNHK杯10着といいところがなかったが、秋以降は本領を発揮してオープン戦線で好走を続けた。タカマガハラの勝った1961年の天皇賞秋で5着したのを最後に南関東へ転ずると、いきなり川崎記念・NTV盃と重賞を連勝。だがその後が続かず、尻すぼみに終わってしまった。鵡川種牡馬入りしてからはアングロアラブの父として重用され、南関・岩手・上山で活躍した1976年のアラブ王冠賞馬タクマスリー(1973年産・母タクマハヤ[ミナミホマレ])、1975年の福山菊花賞を勝ったミナミホマレ(1969年産・母フクタカラ[ハタカゼ])を出している。

ラツキーマンナ(牡) 谷口源吾厩舎(船橋) 1959年生まれ 出生地不明 父ホウセント 母フラワーマンナ(母父不明)アラブ血量不明
3歳:全日本アラブ争覇、ビクトリーハンデ
4歳:最良のアラ4歳馬。春の特別、グローリーカップ、千鳥賞2着、オープン級2勝
 以後半世紀に渡るアングロアラブの地方優位を決定づけたホウセントが、ほとんど唯一輩出した活躍馬。3歳時は8戦7勝2着1回――唯一の敗戦相手はフクバラツケー――で全日本アラブ争覇を勝ち、4歳時も春の特別を制覇。種牡馬としては不振の父に大きなタイトルを贈ったが、一転して5歳時は脚部不安によりろくに調教が行えない状態に陥る。1番人気に推された銀盃でも5着に敗れ、さらには地元に戻って迎えた船橋記念。果敢に先行するも3角でミヤマシユーホーに交わされると、その直後に故障を発生。鞍上の荒山徳一騎手が「パンという音がした」というほどの重傷であり、残念ながら安楽死の処分が取られた。ホウセントの直子は僅かにカネミツヒカリ1頭が種牡馬入りしたが、こちらの産駒も1980年代前半には競馬場から姿を消したようである。

セルコール(牡) 出川己代造厩舎(船橋) 1959年生まれ 諏訪牧場生産 父クラツクセフト 母ミスバローン(母父クモハタ)
3歳:全日本三歳優駿平和賞2着、3歳特別1勝
4歳:最良のサラ4歳馬。春の鞍、浦和開設記念、ニューイヤーカップ大井盃3着、金盃3着、NTV盃3着
 小岩井の基礎繁殖牝馬の1頭・ボニーナンシーの牝系で、母母ボニーフラワーは1950年の菊花賞馬ハイレコード(1947年産・父セフト)を出している。3歳時は全日本三歳優駿を制すると、正月のニューイヤーカップもレコード勝ち。大井盃こそボールドプライドに譲ったものの、春の鞍・浦和開設記念と4歳重賞を連勝した。古馬に混じっても、重賞戦線でしぶとく好走を続けている。

ボールドプライド(牡) 福島酉次厩舎(大井) 1959年生まれ 青森産 父ゲイタイム 母トサミドリ(母父月友)
4歳:大井盃、浦和開設記念2着、春の鞍3着、オープン級2勝、4歳特別2勝
5歳(中央):ダイヤモンドS3着、オープン1勝
中央通算:9戦1勝(202.0万円)
7歳:金盃2着、報知グランプリカップ3着、オープン級3勝
人気薄で大井盃を逃げ切ると、春の鞍でも3着を確保。5歳時には中央へ挑戦するも、重賞で掲示板に載ることができたのはダイヤモンドSが精一杯だった。その後、全休かほかの地方競馬で走っていたのかは不明だが、7歳時に南関東へと復帰。金盃で2着するなど、意外にも往時の力は健在だった。牝系は小岩井牧場輸入のウェットセール(1898年産・父Prince Charles)からのラインだが、なにより本馬の半姉マツリュウ(1957年産・父リンボー)からはあのクラシャトル・クラキンコ母子が出ている。

ダイサンキヨサチ(牝) 阪本正太郎厩舎(大井) 1959年生まれ 新冠産 父トサミドリ 母ニユーライト(母父ダツシング)
4歳:桜花賞ゴールドカップ
競走馬としても桜花賞を勝ち、秋には浦和のゴールドカップでミナトフブキ・ワールドパレードを完封している。だがなによりも南関東に根付くチツプトツプ系の活躍馬という点で意義深く、本馬からは1970年に重賞を5連勝すると、翌年は中央へ移籍し札幌記念を勝ったアポスピード(1966年産・父アポツスル)と第1回帝王賞を制したローズジヤツク(1973年産)の全兄弟が、そして半姉のイチキヨサチ(1957年産・父タカクラヤマ)からは直子として快足馬スピードパーシア(1971年産・父パーシア)、東京王冠賞馬チヤイナスピード(1967年産・父チヤイナロツク)がそれぞれ出ている。さらには本馬の全妹イチシンヒカリ(1964年産)の曾孫の代に現れた馬こそ、あの希代の女傑ロジータ(1986年産・父ミルジョージ)である。

トサボシ(牝) 関口三治厩舎(船橋) 1959年生まれ 新冠産 父トサミドリ 母ゲイタイム(母父月友)
3歳(中央):7戦2勝(67.0万円)
4歳(中央):4戦0勝(10.7万円)
5歳:NTV盃。
6歳:ダイオライト記念3着、オープン級3勝
 下総御料牧場輸入の星若(1924年産・父Peter Pan)からは持ち込みで産まれ帝室御賞典を勝った月丘(1932年産・父Sir Gallahad)を経由するワカクモ系が発展しているが、豊若(1943年産・父ダイオライト)のラインは本馬を経由して細々と続いているのみとなっている。中央時代はパッとしない条件馬に過ぎなかったが、南関東ではNTV盃でヨシミドリ・マツカゼオーを破る大金星。その後も牝馬ながらオープン級で3勝を挙げた。代表産駒に、1972年の優駿牝馬で5着したスターチヤイルド(1969年産・父テツソ)。

ブリツカフオード(牡) 所属不明 1958年生まれ 新冠産 父ブリツカバツク 母ヤシマザクラ(母父セフト)
5歳:オープン級1勝
6歳:ダイオライト記念2着
 戦績はオープン特別を1勝に、決して格が高くもないダイオライト記念でソウルユートピアに3馬身離された2着に入った程度。ところが、それがこの年は条件戦で堅実に走り続けて38戦16勝、獲得賞金855.5万円。当年のサラ系獲得賞金ランキングでダイニコトブキに次ぐ第2位となっているのだから、当時の南関東のクラス分けとはよくわからない。父ブリツカバツクは名ジャンプサイアーとして知られ、中山大障害4連覇に海外遠征まで果たしたフジノオー(1959年産・母ベルノート[Midstream])を筆頭にその活躍馬は数え切れない。

アサカゼオーザ(牡) 南栄蔵厩舎(大井) 1959年生まれ 出生地不詳 父タカクラヤマ 母優雅(母父雅初)アラブ血量不明
4歳:ホウセント記念
5歳:銀盃2着
6歳:オープン級2勝
牝系は濠洋・川藤の系統。大井の抽選馬出身であり、3歳時は1勝、4歳時も秋口まではC級止まりだったが、一気に勢いをつけてホウセント記念を制覇。6歳時4月には、1800mのオープン戦を1:54.4のレコードで制している。

ヨシミドリ(牝) 所属不明 1957年生まれ 出生地不明 父トサミドリ 母トサミドリ(ハクリユウ)
5歳:NTV盃2着、オープン級5勝
 イチカントー(1953年産)とサキミドリ(1958年産)は全兄弟。春の鞍ではダイサンコトブキの5着だったが、この年はオープン戦で5勝と活躍している。

ハツピーローズ(牡) 所属不明 1957年生まれ 出生地不明 父トシシロ 母スガタ(母父崇優)アラブ血量25.00%
4歳:ブルーバードカップ2着
5歳:スプリンターハンデ、1マイルハンデ、オープン級3勝
母スガタからの牝系は、本馬も含めて派手な大物こそないが堅実に繁栄した名牝系。この年はオープンでも3勝を挙げたが、なによりもスプリンターハンデでのレコード勝ちの実績が光る。
 
<全重賞勝ち馬>

施行日 競馬場 レース名 距離 条件 1着賞金(単位:万円) 勝ち馬 勝ち時計 騎手(斤量) 調教師(所属) 2着(着差) 3着(着差)
01.17 浦和 ニューイヤーカップ 1600 サラ4歳別定 60 セルコール(牡4) R1:45.2 須田茂(55) 出川己代造(船橋 イチカミイサミ(2 1/2) ユーターホマレ(アタマ)
01.10 大井 新春盃 2400 サラ5歳以上ハンデ 150 エータイム(牡8) 2:35.0 佐々木国(55) 井上宥蔵(川崎) アサブエ(ハナ) ハジメオー(ハナ)
02.01 川崎 開設記念 2200 サラ5歳以上ハンデ 200 アサブエ(牡6) 2:22.3 鈴木富(51) 金子梅吉(大井) ハジメオー(1) エータイム(1/2)
02.08 大井 千鳥賞 1600 アラ4歳別定 40 ナギサホープ(牡4) 1:44.7 宮下哲(55) 宮下仁(船橋 ラツキーマンナ(3) フクバラツケー(ハナ)
02.23 船橋 ブルーバードカップ 1600 アラ4歳別定 40 ダイリユウ(牡4) 1:44.1 藤田安(53) 不明 フクバラツケー(アタマ) シマユキ(1 1/2)
03.01 大井 銀盃 2000 アラ5歳以上ハンデ 50 ゴールデンフアイタ(牡6) 2:09.0 須田茂(58) 田中利衛(大井) カミホマレ(5) グレイトホース(ハナ)
03.02 船橋 ダイオライト記念 2000 サラ5歳以上ハンデ 150 ダイニコトブキ(牡8) 2:07.8 勝又衛(56) 出川己代造(船橋 アサブエ(ハナ) トサボシ(2 1/2)
03.13 川崎 キヨフジ記念 2000 サラ4歳以上牝馬ハンデ 100 ムーン(牝6) 2:11.8 佐々木竹見(56) 岩本亀五郎(川崎) ミスパープス(2 1/2) サンセイミドリ(1/2)
04.10 大井 大井盃 1800 サラ4歳牡馬ハンデ 100 ボールドプライド(牡4)*2 1:56.9 荒山徳一(55) 福島酉次(大井) ケイシヨウヤサカ(4) セルコール(アタマ)
04.17 浦和 桜花賞 1600 サラ4歳牝馬別定 70 ダイサンキヨサチ(牝4) 1:45.5 須田茂(55) 阪本正太郎(大井) サカエホープ(5) センシヨウ(2)
05.10 大井 春の鞍 2000 サラ4歳牡57・牝55 250 セルコール(牡4) 2:09.5 須田茂(57) 出川己代造(船橋 スヰフトフート(ハナ) ボールドプライド(2 1/2)
05.18 川崎 アラブチャレンジャー 1700 アラ4・5歳ハンデ 70 ミヤマシユーホー(牡5) 1:51.7 竹山(55) 田中利衛(大井) ハヤミナミ(アタマ) グレイトホース(アタマ)
05.25 大井 春の特別 1800 アラ4歳牡57・牝55 70 ラツキーマンナ(牡4) 1:57.0 佐々木竹見(57) 谷口源吾(船橋 ミノワ(2) スギミドリ(1/2)
06.05 大井 大井記念 2400 サラ4歳以上ハンデ 200 ミナトフブキ(牡6) 2:33.4 佐々木竹見(51) 勝又衛(大井) アオヤギオー(4) ダイサンコトブキ(3)
06.21 大井 ワード賞 2000 アラ4歳以上ハンデ 60 ミヤマシユーホー(牡5) 不明 竹山(58) 田中利衛(大井) エロルデ(1/2) ハヤミナミ(ハナ)
07.15 浦和 開設記念 2000 サラ4歳 不明 セルコール(牡4) 2:09.8 宮下哲(57) 出川己代造(船橋 ボールドプライド(2 1/2) コダマオー(3)
07.10 川崎 川崎記念 2000 サラ4歳以上ハンデ 150 ハローモア(牡7) 2:07.5 勝又泉(49) 寺田時次郎(大井) ユキロウ(2 1/2) ダイサンコトブキ(1 1/2)
07.26 船橋 NTV盃 2000 サラ4歳以上ハンデ 200 ハローモア(牡7) 2:06.7 勝又泉(52) 寺田時次郎(大井) ダイサンコトブキ(2 1/2) セルコール(5)
08.05 川崎 白百合賞 2000 アラ4歳以上ハンデ 60 エロルデ(牡5) 2:12.0 松浦(54) 小暮嘉久(大井) マスホマレ(3/4) フクトミオー(アタマ)
08.19 浦和 シルバーカップ 2000 アラ4歳以上ハンデ 60 フクトミオー(牡6) 2:11.4 小筆(55) 不明 シルバーホウヨウ(2 1/2) ハヤブサ(6)
09.17 船橋 船橋記念 1800 アラ4歳以上ハンデ 50 カミホマレ(牡6) 1:56.5 柏木三郎(58) 永井繁(大井) マスホマレ(アタマ) シルバーホウヨウ(2)
10.01 大井 金盃 2400 サラ4歳以上ハンデ 200 ハジメオー(牡6) 2:35.5 佐々木竹見(57) 井上宥蔵(川崎) アオヤギオー(2) セルコール(4)
10.18 大井 秋の特別 2400 アラ4歳以上ハンデ 80 グレイトホース(牡7) 2:39.0 佐々木國(55) 井上宥蔵(川崎) ミヤマシユーホー(ハナ) ダイニタイコウ(1)
10.29 川崎 全日本アラブ争覇 1800 アラ3歳別定 60 セントマサ(牡3) 1:39.1 須田茂(54) 谷口源吾(船橋 ハナライト(1) フクトミホマレ(1 1/2)
11.08 浦和 ゴールドカップ 2000 サラ4歳ハンデ 100 ダイサンキヨサチ(牝4) 2:09.4 須田茂(57) 坂本正太郎(大井) ミナトフブキ(3) ワールドパレード(1)
11.15 大井 秋の鞍 3000 サラ4歳以上ハンデ 500 ダイサンコトブキ(牡6) 3:16.0 宮下哲朗(58) 出川己代造(船橋 ミナトフブキ(3) ワールドパレード(1)
11.17 船橋 平和賞 1500 サラ3歳別定 70 コクユウ(牡3) 1:35.8 佐々木竹見 伊藤 正美(大井) テルチカラ(3) ダイサンセルコール(ハナ)
12.01 川崎 全日本三歳優駿 1600 サラ3歳別定 100 テルチカラ(牡3) 1:44.5 高岩(54) 森田正一(大井) シンニツケイ(クビ) ダイサンセルコール(3)
12.05 船橋 クイーン賞 1800 サラ4歳以上牝馬ハンデ 100 ヒガシミノル(牝4) 1:54.9 佐々木竹見(53) 下山喜万多(川崎) サンセイミドリ(クビ) オハヨー(1)
12.25 大井 ホウセント記念 2000 アラ4歳ハンデ 60 アサカゼオーザ(牡4) 2:11.5 赤間(54) 南栄蔵(大井) ホープフレンド(1 1/2) ノザワホープ(同着)
12.31 川崎 アラブチャンピオン 2200 アラ4・5・6歳ハンデ 100 ミヤマシユーホー(牡5) 2:27.5 竹山(61.5) 田中利衛(大井) ハルミナト(1 1/2) タカラガワ(同着)

<オープン級レース全勝ち馬一覧>
サラ系

日付 レース名 距離 条件 勝ち馬 勝ち時計
01.01 川崎 新春ハンデ 2000 サラ系 不明 不明
01.23 大井 ウインターカップ 2000 サラ系 ハロートモ 2:07.0
02.08 大井 オープン特別 2000 サラ系 エータイム 2:08.0
02.18 船橋 金の鞍 1800 サラ系 ハジメオー 1:53.9
02.25 大井 オープン特別 1800 サラ系 マツカゼオー*3 1:55.6
03.16 大井 オープン特別 1800 サラ系 ダイサンコトブキ*4 1:56.0
03.28 大井 オープン特別 2000 サラ系 ダイニコトブキ 2:07.5
04.03 川崎 A・B級特別 1700 サラ系 トサボシ 1:52.1
04.11 大井 オープン特別 1800 サラ系 ハロートモ*5 1:53.5
04.19 大井 オールカマー 1600 オールカマー ハロートモ*6 1:40.4
05.01 川崎 A1・C1級特別 2000 サラ系 ハロートモ 2:10.9
05.08 大井 オープン特別 1800 サラ系 ヒデツキ*7 1:54.0
05.20 川崎 オープン特別 1600 サラ系 ハジメオー 1:43.0
05.25 大井 オープン特別 1800 サラ系 ソウルユートピア 1:53.0
06.17 川崎 オープン特別 1700 サラ系 トサボシ 1:49.8
06.24 大井 オープン特別 1800 サラ系 ミナトフブキ 1:53.5
06.29 船橋 A1以下特別 1700 サラ系 トサボシ 1:45.9
07.03 大井 オープン特別 1700 サラ系 アオヤギオー 1:46.5
07.18 大井 オープン特別 1700 サラ系 ヨシミドリ*8 1:47.0
08.01 大井 スプリングハンデ 1400 サラ系 ユキロウ*9 1:27.0
08.08 川崎 オープン特別 1700 サラ系 ワールドパレード 1:49.6
08.22 大井 オープン特別 1700 サラ系 ワールドパレード*10 1:48.0
09.04 川崎 オープン特別 1600 サラ系 ムーン 1:43.2
09.10 大井 オープン特別 2000 サラ系 ヨシミドリ*11 2:07.7
09.19 大井 オープン特別 1800 サラ系 アオヤギオー 1:54.9
10.14 大井 オープン特別 2000 サラ系 アオヤギオー 2:08.5
10.26 大井 オールカマー 1600 オールカマー ノワケ*12 1:41.0
11.01 川崎 オープン特別 1700 サラ系 ノワケ 1:51.4
11.17 船橋 オープン特別 1800 サラ系 ブリツカフオード 1:54.4
12.11 大井 勝島特別 2000 サラ系 アサブエ*13 2:08.0
12.21 大井 オープン特別 1800 サラ系 シンオンワード 1:55.0

●アラ系

日付 レース名 距離 条件 勝ち馬 勝ち時計
01.03 川崎 A・B級特別 2000 アラ系 タカライザン 2:11.5
01.12 大井 迎春ハンデ 2000 アラ系 ミヤマシユーホー R2:09.3
01.21 大井 オープン特別 1800 アラ系 ミヤマシユーホー R1:55.4
02.03 川崎 A級以下特別 2000 アラ系 フクトミオー 2:10.6
02.11 大井 オープン特別 1800 アラ系 エロルデ 1:55.9
03.18 大井 オープン特別 1800 アラ系 ゴールデンフアイタ 1:56.0
03.25 浦和 オープン特別 2000 アラ系 シルバーホウヨウ 2:12.2
04.06 川崎 A・B級特別 1700 アラ系 オーバイ 1:52.3
04.12 大井 オープン特別 1700 アラ系 エロルデ 1:49.0
04.18 浦和 オープン特別 1600 アラ系 フクバラツケー 1:45.5
04.22 大井 オープン特別 1600 アラ系 グレイトホース 1:43.3
05.03 川崎 オープン特別 1600 アラ系 ハツピーローズ 1:44.2
05.09 大井 オープン特別 1800 アラ系 ゴールデンフアイタ 1:55.1
05.15 浦和 オープン特別 2000 アラ系 ハツピーローズ 2:11.7
05.24 大井 オープン特別 1700 アラ系 グレイトホース 1:48.9
06.03 大井 オープン特別 1800 アラ系 ミヤマシユーホー 1:56.4
07.01 大井 オープン特別 1800 アラ系 ハヤミナミ 1:56.0
07.06 川崎 オープン特別 1700 アラ系 ナミカゼ 1:52.1
07.17 大井 オープン特別 1700 アラ系 グレイトホース 1:49.0
07.22 船橋 オープン特別 1600 アラ系 ラツキーマンナ R1:42.0
07.29 大井 オープン特別 1700 アラ系 グレイトホース 1:51.3
08.11 大井 オープン特別 1700 アラ系 ハツピーローズ 1:49.4
08.25 大井 スプリンターハンデ 1400 アラ系 ハツピーローズ R1:27.9
08.30 船橋 オープン特別 1700 アラ系 マスホマレ 1:49.1
09.05 川崎 オープン特別 1600 アラ系 フクトミオー 1:45.0
09.11 大井 オープン特別 1700 アラ系 カミホマレ 1;49.5
09.21 大井 オープン特別 1800 アラ系 ミヤマシユーホー 1:56.4
10.02 大井 オープン特別 2000 アラ系 ダイニタイコウ 2:11.0
10.07 川崎 A・B級特別 1700 アラ系 オーバイ 1:52.3
10.28 大井 1マイルハン 1600 アラ系 ハツピーローズ 1:44.0
11.02 川崎 オープン特別 1700 アラ系 ミヤマシユーホー 1:52.8
11.11 大井 オープン特別 1800 アラ系 ラツキーマンナ 1:55.5
11.30 川崎 中距離ハンデ 2000 アラ系 ミヤマシユーホー 2:12.7
11.25 大井 オープン特別 1800 アラ系 ダイニタイコウ 1:55.6
12.09 大井 オープン特別 1800 アラ系 ミヤマシユーホー 1:56.6
12.23 大井 オープン特別 1800 アラ系 ゴールデンフアイタ 1:57.5

サラ系3・4歳

日付 レース名 距離 条件 勝ち馬 勝ち時計
01.02 川崎 4歳特別 1500 サラ系4歳 ヒガシミノル*14 1:38.6
01.23 大井 4歳特別 1400 サラ系4歳 ボールドプライド 1:29.3
01.31 川崎 4歳特別 1500 サラ系4歳 ヒガシミノル 1:38.5
02.06 大井 4歳特別 1500 サラ系4歳 ケイシヨウヤサカ 1:37.4
02.24 大井 4歳特別 1500 サラ系4歳 ボールドプライド 1:36.6
03.26 大井 4歳特別 1600 サラ系4歳 スターフオード 1:45.4
03.28 大井 4歳牝馬特別 1600 サラ系4歳牝馬 サカエホープ 1:44.5
04.09 大井 4歳特別 1700 サラ系4歳 ホースオー 1:51.1
04.20 大井 4歳特別 1700 サラ系4歳 スヰフトフート 1:50.4
11.02 川崎 ローレルハンデ 1400 サラ系3歳 ダイサンセルコール 1:32.4
12.09 大井 青雲賞 1500 サラ系3歳 コクユウ 1:36.3
12.20 大井 3歳特別 1400 サラ系3歳 ラツキーマミー 1:29.1

●アラ系3・4歳

日付 レース名 距離 条件 勝ち馬 勝ち時計
01.04 川崎 4歳特別 1500 アラ系4歳 ノザワホープ 1:39.5
01.24 大井 4歳特別 1400 アラ系4歳 タマノチカラ 1:30.5
03.01 大井 4歳特別 1500 アラ系4歳 サンダーヒメ 1:38.6
03.11 川崎 4歳特別 1500 アラ系4歳 サンダーヒメ 1:40.6
03.19 大井 4歳特別 1600 アラ系4歳 フクトミホープ 1:44.7
03.24 浦和 4歳特別 1600 アラ系4歳 ダイリユウ 1:47.6
03.29 大井 4歳特別 1600 アラ系4歳 フクトミホープ 1:46.7
03.31 大井 4歳特別 1600 アラ系4歳 セイワ 1:45.2
04.04 川崎 4歳特別 1500 アラ系4歳 ノザワホープ 1:28.1
04.10 大井 4歳特別 1600 アラ系4歳 セイワ 1:45.1
04.12 大井 4歳特別 1600 アラ系4歳 モカゲオー 1:44.9
04.23 大井 4歳特別 1700 アラ系4歳 ミノワ 1:51.5
05.21 川崎 4歳特別 1600 アラ系4歳 バウエル 1:47.8
10.05 川崎 ビクトリーハンデ 1400 アラ系3歳 フラツトベビー 1:34.2
11.23 大井 アラブジュニアー 1500 アラ系3歳 バラミドリ 1:39.0
12.21 大井 3歳特別 1400 アラ系3歳 フクトミホマレ 1:31.0

●アラ系障害

日付 レース名 距離 条件 勝ち馬 勝ち時計
01.03 川崎 障害特別 2500 アラ系障害 セントスターキング 3:01.4
01.10 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 タカテル 2:28.0
01.21 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 コンラツス ?
01.28 船橋 A級以下 2100 アラ系障害 セイサ 2:26.4
02.03 川崎 特別 2100 アラ系障害 ミトタカラ 2:25.7
02.11 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 セントスターキング R2:26.4
02.25 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 タケイサミ 2:27.6
03.10 川崎 A・B級特別 2100 アラ系障害 ミトタカラ 2:25.2
03.18 大井 A・B級障害 2100 アラ系障害 エイトリング 2:26.5
03.27 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 コンドウオー 2:27.9
04.08 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 タケイサミ R2:25.0
04.22 大井 特別 2100 アラ系障害 ミトタカラ 2:27.0
05.02 川崎 特別 2100 アラ系障害 セイサ 2:25.7
05.18 川崎 A・B級特別 2100 アラ系障害 シンタカラ 2:24.3
06.06 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 コンラツス 2:25.5
06.15 川崎 A・B級特別 2100 アラ系障害 シンタカラ 2:24.0
07.01 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 コンラツス 2:25.0
07.07 川崎 A・B級特別 2100 アラ系障害 ゴールデントツプ 2:24.6
07.29 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 ビツクヒメ 2:25.9
08.28 船橋 A・B級特別 2100 アラ系障害 ゴールデントツプ 2:25.1
09.03 川崎 A・B級特別 2100 アラ系障害 シンタカラ 2:23.6
09.23 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 不明 不明
10.14 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 コンドウオー 2:28.0
10.20 船橋 A・B級特別 2100 アラ系障害 ヒロサカエ 2:26.7
10.31 川崎 A・B級特別 2100 アラ系障害 セイサ 2:26.5
11.11 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 セイサ 2:27.6
11.18 船橋 A・B級特別 2100 アラ系障害 タマツルギ 2:25.5
11.25 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 ニチア 2:26.6
12.09 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 ニユービギン 2:27.4
12.23 大井 A・B級特別 2100 アラ系障害 ニユービギン 2:28.8
12.29 川崎 A・B級特別 2100 アラ系障害 タイセンノイチ 2:26.6

*1:ただし、1936年の段階で川崎敬二郎厩舎は府中で開業している。

*2:逃げ切り

*3:センジユ4着

*4:センジユ4着

*5:センジユ2着(2 1/2

*6:センジユ4着

*7:センジユ着外

*8:センジユ5着

*9:センジユ着外

*10:センジユ4着

*11:センジユ5着

*12:センジユ5着

*13:センジユ5着

*14:セルコール2着